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“あったか”大辞典

受験生の“ねむり”

  • 執筆者の写真: wataju6
    wataju6
  • 2025年2月7日
  • 読了時間: 4分

『日本睡眠環境学会』のレポートで興味深い報告がありました。

この通信をお読みの方の中にも、「受験生」の子供さんをお持ちの方も少なからずいらっしゃることか、と思います。

その「受験生」の現代の生活習慣を、睡眠環境学の視点から分析した報告があり、わたしは自身が受験を控えた娘を持つ立場として、聞き入ってしまったわけです。

今回はそのレポートをご報告したいと思います。





中高生は眠っていない!


みなさん、ご承知のように「学校の始業時間」は朝早い時間に決まっています。

昔も今も、これは変わりません。しかし、中高生の就床時刻はどんどん遅くなってきています。

つまり、寝る時間が遅くなっているにもかかわらず、起きる時間はこれまでと変わらない・・・この事実は、確実に中高生の睡眠時間を圧迫しています。




意外と寝ている大学生


その点、大学生などは比較的、授業時間の融通が利くので、朝寝ができる環境にあり、中高生に比べると睡眠時間は長い、という報告があります。

また、社会人になると、就床時刻が早くなる傾向があり、平均的な睡眠時間は延びています。(真剣勝負の仕事の最中に、居眠りしてちゃいけませんからネ)



イライラしたり、キレたりする中高生


最近、よく「キレる!」という表現を耳にします。

原因はいろいろありますが、その一因に「睡眠不足」が大きく関わっていることは否めません。

逆に十分「睡眠」を取った翌日は、気分も穏やかで心のバランスもうまくとれるものです。

人間・・・お腹いっぱいおいしいものを食べ、ゆったりお風呂に入って、ぐっすり眠れば、たいていの諸事悩みの類いは軽減されるものでしょう。

これは大人でも子供でも同じ・・・(゚゚)(。。)



「仮眠」を取る受験生・・・その顛末は???


学校から帰ってくると塾や深夜に及ぶ受験勉強のために「仮眠」を取る子供たちが多いそうです。

確かに、毎晩、遅くまで起きていて、朝早くから学校に行き、場合によったらクラブ活動なんかもこなして、ヘトヘとになって帰ってくることを考えると、「仮眠」もいたしかたないのかもしれません。

しかし・・・どうやら、この「仮眠」が曲者のようです!



睡眠の質が確実に低下する「仮眠」の悪影響睡眠の質が確実に低下する「仮眠」の悪影響


睡眠は一日の概日リズムによってコントロールされます。

人間の体の中には「体内時計」があって、毎朝、リセットがかかる仕組みになっています。朝・目覚めて、夜・眠くなるのもこのリズムに体が同調しているからです。

そして、睡眠そのものが一晩眠る毎に、ワンセットでリズムを刻んでいます。


そのような規則正しいリズムの中で、「仮眠」が割り込んでくるとどうなるか?

基本的なリズムが崩れることはもちろんのこと、予期せぬ「仮眠」から目覚めた体は、すぐには元に戻らず、思考が俊敏に働きだすまでかなりの時間を要します。(まずここでロスが発生します)

数時間に及ぶ「仮眠」は必然的に、本来の就床時間を遅らせる結果となり、夜に取るべき「睡眠」を不完全なものとし、確実に本来あるべき「睡眠の質」を低下させます。

朝の起床も辛く、学校へ行ってもなかなかエンジンがかかりません。


さらに、「仮眠」を日常的に取っている学生の日中の居眠りなどを観察すると、かなり頻繁にウトウト~を繰り返している、という報告があります。

やはり「仮眠」はあまり効率の良い方法ではないようですね。



受験生にとっての最良の睡眠


以上のように「仮眠」は必ずしも効果的でないということでした。

それに加えて「仮眠」を組み入れた生活習慣をずっと続けていると、自然なリズムに逆行することになり、その結果、「睡眠障害」という恐ろしい病気を誘発することも考えられます。


現代では、24時間不夜城のような都市型生活がもたらした弊害に「睡眠障害」の深刻な病を抱えた、たくさんの人がいます。

不規則な生活習慣は「睡眠障害」の予備軍と言ってもいいでしょう。

そうならないためにも、中高生の生活リズムは、できるだけ規則正しくし、そのことがむしろ、平常の思考を明晰にし、日中の集中力も高めてくれるのですから、これに勝るものはないと言えそうです。

できるだけ、真夜中になるまでに集中して勉強し、早く寝る!

または、早めに就床し、朝早くに起きて頑張る!

どちらも、「睡眠時間」の適正な確保には最良の方法といえます。


どうしても、眠くって眠くって仕方がないときは『昼寝』の上手な取り方にならって、「10分~15分」ふとんに入らずにウトウトする・・・のがベターでしょう。

中高生を中心に“受験生”を抱えたご家庭は、いろいろと生活習慣の健全化に気配りも絶えないものです。

結果的に同じ時間を割いての受験勉強なら、「仮眠」を含めて分断して睡眠を取るより、歯切れよくまとめて睡眠を確保したほうが、より効率的で効果的でしょう。


お子さんたちの健康を考えたとき、どんどん短くなっている「睡眠」がひとつの“キー”を握っているのかもしれませんね。

それでは、おやすみなさ~い!(^o^)/~~



 
 
 
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